【第10回】糖質制限について考えよう
高井悦子 (たかい えつこ)
- 出身:
日本歯科大学附属歯科専門学校 (現日本歯科大学東京短期大学)
企業歯科診療室勤務後、結婚・出産にて3年ほど休職。
その後企業検診、クリニックへのパート勤務、地域歯科保健に従事。
フリーランスとして一度に数件のクリニックに勤務の傍ら、専門誌への登壇、セミナーや企業への企画提案を行っている。
日本歯科衛生士会会員・日本審美歯科学会会員。
U→ウキウキW→ワクワクお仕事を楽しんでK→キラキラした人になる。
そんな前向きな気持ちを持つ歯科衛生士さんを増やしたくて『スマイルブランUWK』を発起。現在チームリーダーを務めている。
「分子整合栄養学(オーソモレキュラー)」って聞いたことはありますか?
【1960年代から継続して行われている方法で、カナダやアメリカを始め多くの国々で行われていて、生化学や栄養学などに基づいて解析を進め、体内分子(栄養素)の過不足を判断し、栄養状態を本来あるべき正常な状態に整える医学。
「自らの自然治癒力を高め、病気の進行を防ぎ、症状の改善さらには病気の予防を目的」としています。】
最近私が興味を持って学んでいるひとつです。今回はこちらのお話をしたいと思います。
私たちは毎日の主食に『お米・パン・麺』などの糖質が多く含まれているものを摂っているかと思います。もちろん私だって毎日どれかしらは口にしています。
それらに含まれている糖質を少しでも控えるようにすると痩せられるときいたら…?
しかも「ご飯よりステーキのほうがヤセる!」食べながら月に3kgもダイエットができるのでストレスもなく無理がないし、うれしいことにリバウンドもない。。。
なんて夢のようなお話…
今年の5月にスマイルブランUWKで講師の先生をお招きし、はじめて分子整合栄養学を学びまた、先月関連のセミナーにも参加してきました。
筋肉を落とさずに体脂肪だけを落とすという考えで二本柱となる『糖質制限』と『栄養摂取』を上手におこないきれいに健康的にヤセることを目的に書かれている本を手に入れ、ただいま実践中です。(できる限りですが)
糖質制限の目的は『血糖値』の安定なので、“低糖質・低カロリー・高たんぱく”な食事をしっかり摂る。血糖値の乱れは結果的に肥満につながり、体ばかりか精神状態まで不安定にしてしまうなどとも書かれています。
「糖質」と聞くとつい“甘いもの”と思いつくかも知れませんが、ちょっと考えてみてください。
皆さんが主食にしている上記に挙げたものは、いずれ分解されて何になるのかを?
いままでのダイエットではカロリー制限食が中心だったと思います。
「お肉やお魚などは控えめに、油はなるべく摂らないようにする。」というような考えが多いかと思います。
でもこの『栄養セラピー』の本では
◆ 糖質は意識してとらなくても大丈夫
◆ ダイエット中こそ肉を食べるのが正しい
◆ 「豆腐を食べれば肉はいらない」という誤解
◆ たんぱく質は“まとめて”ではなく“こまめに”とる
などなど…頭の中が「えっ?????」となってしまうような内容が書かれているので、引き込まれてしまい、いっきに読んでしまいました。
ここまで書いてあると本の紹介のようになってしまっていますが、興味のある方は一度、この類の書物を探して読んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに下記に簡単に栄養素について書きますので参考にしてください。
【脂質】は細胞の構造をつかさどる(コレステロール・脂肪酸)ステロイドホルモンの材料にもなる。
【糖質】からだのエネルギー源(ブトウ糖)
【炭水化物】は糖質と食物繊維の総称であり、エネルギー源になり体の構成成分。中性脂肪に変えられるので摂取し過ぎると体内に蓄蔵され「肥満」の原因になる。
さらには「糖尿病」の誘因ともなる。
【たんぱく質】筋肉や骨や皮膚などからだのほとんどの組織の原材料。ホルモンの原材料(アミノ酸)。消化酵素・代謝酵素の材料(アミノ酸)
私たちは毎日、たくさんの量のたんぱく質が必要ですよね?
常に新しく作り変えられているので、いつまでも若々しくアンチエイジングを意識したいのであればたくさんのたんぱく質を摂って欲しいと思います。
中でもお肉やお魚、卵などの動物性のものが良いそうです。
100gのお肉を食べたからといって100gのたんぱく質が摂れる訳ではないので、栄養素はその食材に含まれる量だけではなく、どのようにからだに吸収されるかを考える必要があるそうです。
特に女性は閉経前に早めに減量を心がけ、正しいダイエットで太りにくいからだを作っておくかおかないかで閉経後の50代以降の美しさが変わってくるそうです。
この辺を読んで、みょうに納得してしまった私でした。
皆さんもご自身にあったダイエット法を見つけてみてはいかがですか?