【第12回】 2012年の最後に
高井悦子 (たかい えつこ)
- 出身:
日本歯科大学附属歯科専門学校 (現日本歯科大学東京短期大学)
企業歯科診療室勤務後、結婚・出産にて3年ほど休職。
その後企業検診、クリニックへのパート勤務、地域歯科保健に従事。
フリーランスとして一度に数件のクリニックに勤務の傍ら、専門誌への登壇、セミナーや企業への企画提案を行っている。
日本歯科衛生士会会員・日本審美歯科学会会員。
U→ウキウキW→ワクワクお仕事を楽しんでK→キラキラした人になる。
そんな前向きな気持ちを持つ歯科衛生士さんを増やしたくて『スマイルブランUWK』を発起。現在チームリーダーを務めている。
いよいよ1年間続けてきたエッセーの投稿も今回が最後となりました。
皆さんの2012年はどんな一年でしたか?
私はたくさん学び、たくさん行動した一年でした。
多くの方と繋がりもできましたし、自分で言うのもなんですが、歯科衛生士として幅が広がり新しい可能性を見つけた一年でもありました。
エッセーをはじめた頃は、まだまだ自分自身このままで良いのか悩みが尽きなかったのですが、この一年はいままで私が経験してきたことや体験してきたことが何も無駄ではなかったと思うことが出来たので「このままでOK!」という自分が自分を『認める(承認)』することができ、次へのステージに行くことが出来たような気がします。
ほとんどんの方から求められることが共通していて、これが私が社会に貢献できることなかなぁ~?と嬉しくなったりもしました。
まだまだ歯科衛生士さんはいろいろできることがあるんだ!って伝えていけたら幸せです。
もちろん『予防』には歯科衛生士さんはなくてはならない大切な存在です。
ですが事実、未就業者DHの数が就業者DHを上回っていて、半数以下しか働いていないのが現実のようです。
せっかく学校で学び国家試験に通って、憧れの歯科衛生士になったのに何かしらの理由があって離職してしまう。。。
働くクリニックを変えるのならともかく、歯科の業界から離れてしまうDHさんが多くいることも悲しい現実だと思います。
私は結婚・出産を経て復職をした方ですが、全ての方がこの例に当てはまらないのも現実ですよね?
私の同級生もほとんどが離れてしまっているのではないでしょうか?
でも歯科業界ではそんな皆さんの復職を願っていると感じています。 確かに一度現場から離れてしまうと、戻るのには勇気が必要かもしれません。
再勉強が待っていますが、そんなに大きく変わってしまっていることはないと思いますよ。
自分が知識を得ることで健康になれ、人々に喜ばれるお仕事ですし、その人の変わるきっかけ作りができるやりがいのあるお仕事だと思います。
もちろんラクで楽しいことばかりではありませんがもし良かったらもう一度、歯科衛生士に戻ってみませんか?
きっと何かが生まれると思います。
たくさんの応援者に出逢うことができて、たくさんの応援したい人に出逢えるお仕事だと思います。
ぜひどうぞ、もう一度チャレンジしてみてください。
私もできる限りこのお仕事を続けて行きますし、何かもっと違った形で活動をして、世の中に歯科衛生士という職業を広めていけたら良いな。と考えています。
受身の歯科衛生士さんではなく、自分から発信することができ、攻めの歯科衛生士さんがたくさん増えてくれることを願っています。
本当に一年間お付き合いいただきありがとうございました!
またどこかでお会いできることを楽しみにしています。