歯科経営者に聴く - 医療法人 さんご会 藤井謙英 院長(前編)

歯科経営者に聴く(前編)

~第一線で活躍する理事長から学ぶ~

ふじい歯科医院 外観

 福岡県嘉麻市はかつて筑豊有数の炭鉱都市として栄えた街である。ふじい歯科医院は嘉麻市の北部に位置し、最新の医療機器を揃え、患者さんを家族のように診療することを目指す歯科医院である。
 今月と来月の2回にわたり、ふじい歯科医院の藤井謙英院長にお話を伺った。

藤井 謙英 院長

医療法人 さんご会 ふじい歯科医院 藤井 謙英 院長

【プロフィール】

  • 1997年福岡歯科大学 卒業
  • 1997年医療法人 またま歯科医院 勤務
  • 1999年藤井歯科 開業
  • 2003年移転後、医療法人さんご会 ふじい歯科 設立

開業に至るまで

歯科医師を目指したきっかけを教えてください。

父が医師をしており、親戚にも医療関係者が多かったこともあって、私も医師か歯科医師のどちらかを目指そうと思っていました。小さい頃から手先が器用で、細かいことが好きだったので、歯科医師の細かい仕事に魅力を感じて、歯学部に進みました。

卒業後の勤務先を選んだ理由をお聞かせください。

大学の先輩に勧められて何件か見学に行ったのですが、その中で院長とお話しして、お人柄や方針に共感した歯科医院に決めました。

開業を考えたのはいつですか。

早めに開業したいというプランを大学時代から持っていました。父がもともとこの地区で病院を開業していたので、最初はその横で開業しました。2003年に現在の場所に移転してきました。

開業にあたって、設計やデザインはどのように考えたのですか。

設計士をしている高校の同級生と仲が良かったので、彼に協力してもらい、二人で色々と練っていきました。

開業するにあたって苦労したことはありますか。

あまり覚えていないですね(笑。

経営理念

経営理念をお聞かせください。

スタッフ皆とできるだけ楽しく仕事をしたいというのが第一です。楽しい職場だったら、患者さんにもその雰囲気は伝わると思っています。

診療方針

どのような診療方針を掲げていらっしゃいますか。

身内にするような治療を患者さんにもするように心がけています。それから、このところ言われているハンドピースなどの患者さん毎の滅菌は2003年に移転開業したときから行っています。当時としては珍しいものでした。医療機器なども常に新しいものを取り入れています。ユニットは昨年、ドイツのKaVo製のものを導入しました。
また、私どもは日曜日や祝日も診療しています。夜も診療受付が7時45分で、8時30分までの診療時間となっています。周りの歯科医院よりも遅くまで診療していることが差別化になっていますし、サラリーマンの方には好評をいただいています。日曜日や祝日は5時までです。以前は盆や正月も開けていました(笑)。

患者さんの層はいかがですか。

子どもさんからご年配の方まで幅広いです。訪問診療も行っていますし、地域柄、若い方よりもご年配の方が多いと思います。訪問診療先は居宅に限らず、病院や高齢者施設、介護施設など、ご依頼があれば全て伺っています。

訪問診療はどのような体制ですか。

歯科医師と歯科衛生士の2人体制です。常勤の歯科医師が外来と週1回訪問を行っています。

開業してから、どのようなことで苦労しましたか。

最近は人員確保です。スタッフを集めるのが難しいです。歯科医師にしても、都会で働きたいというニーズがあるからか、なかなか来てもらえませんね。

患者さんからの問い合わせはどのような内容が多いですか。

ホワイトニングやインプラントなどの自費診療に関することでしょうか。ホワイトニングは20代前後の若い方が中心で、女性のみならず、男性も関心があるようです。

増患対策

増患対策はどのようなことをされていますか。

ホームページ、道路に看板を出していることと口コミですね。やはり口コミが一番だと思います。お蔭様で、毎月、たくさんの新患の方がお見えになっています。

気になる後編はこちら