ココロ健康美人ファイル

平岩裕子さんのココロ健康美人ファイル

【第2回】離職歯科衛生士の復職アドバイス―ブランクを克服して復職したいと考えている潜在歯科衛生士さんへ―

平岩裕子

平岩裕子

  • やまとなでしこ塾主宰。短期大学卒業後、大手百貨店に就職、人材コンサルティング営業、国際線客室乗務員、美容系サロンマネージャーなど、さまざまな角度から人と接する現場経験を積む。「マナーは方法ではなく心を伝えること」を念頭に、現場経験を活かした実践事例に基づいた講演は、幅広い年齢層の女性からの共感・支持を得ている。 やまとなでしこ塾他、企業や公的機関、医療機関でのマナー講座、接遇サービス研修などを実施している。

表情は第一印象の決め手となる最大のアピールポイント

笑顔は、コミュニケーション技術の中でも重要なアクション。相手への好意ある興味、愛情、受容性を示す、思いやりのノーバンバールメッセージです。
相手への効果に留まらず、心理学では「顔面フィードバック」と言って、口元を笑った形にすると本当に楽しい気分になります。
普段表情を意識していない人は、日常の大半を無表情で過ごすことになります。無表情だと顔の筋肉が使われず衰えていきます。笑顔を心がけると表情筋を使うので、美容面でもよい効果が期待できます。
今回は、自然な笑顔を保つためのストレッチをご紹介しましょう。

美容にもオススメ 笑顔のためのストレッチ


☆マウスストレッチ
口を閉じ、頬を空気でふくらませたまま、口を左右に動かす(5回繰り返す)
口を閉じ、両頬を内側にキューと吸い込む(5回繰り返す)
口の端を横に引く、口をとがらせる(5回繰り返す)
口を半開きにして、顎を左右に大きくずらす(5回繰り返す)

☆チークストレッチ
まず口を閉じて、左右の人差し指をそれぞれ口角にあてる
口角を耳に向けて思いきり引き上げる。頬の筋肉も力をいれて丸く上昇させる
そのままで40秒キープしたら脱力して顔の緊張を解き、両頬に左右それぞれの手を軽くあて、回しマッサージ
(これを1セットとし、5回~10回)

☆フェイストレーニング1
「い」口角を思い切り横に開きながら「いー」
「あ」指が縦に入るくらい大きく開ける「あー」
「う」下唇で上唇を押し上げる感じで「うー」

☆フェイストレーニング2
顔を天井に向け、口を開けて舌を思いっきり上に出す(15秒キープを5回)
顔を天井に向けたまま、顎をさらに上げて「ウ」「イ」と発声。このときに口を上に突き出したり横に広げたりして発声する(「ウ」「イ」を続けて20回)
とても簡単なストレッチですが、実際にやってみると結構キツイものもあります。お風呂に入っているときやネットサーフィンをしているときなど、なにかをしながら取り組むことが長続きのコツです。